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CBR250Fレストアへの道⑨

CBR250Fレストアへの道⑨

一週間ぶりに作業しにきました。
でも、今回はいつもの作業場が使えず仕方なく構内の駐輪場での作業です(;-;)
そしたら施設ガードマンやら送迎バスのドライバーやらが話しかけてきたもんで作業も中々すすまず写真もあまりとれませんでした。
という事で今回の作業はずっと積み残されていた『フロントホイールのエアバルブ交換』です(^0^)

まず車両本体からフロントホイールを外すわけですが、前後のレーシングスタンドが盗難にあったためジャッキアップにて実施します。
ただリアホイールの取り外しの時とは違い、フロントホイール側をジャッキアップすると非常に安定感が無いです。
ですのでジャッキアップする前に外す必要のある部品のボルトを全てあらかじめ緩めておく必要があります。

全ての準備が終わったらいよいよフロントホイールを本体から外します。
で、外したホイールがこちらです↓





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ホイールを取り外したら古いエアーバルブをホイールの根本から切断します。
切り取り終わったらタイヤレバーを使用してタイヤのビードをホイールから落としていきます。
今回はエアーバルブの交換のみなので、落とすビードも片側のみでOKです。

タイヤの片側のビードを全て落としたらエアーバルブが見えるまでタイヤを押しつぶします。
残ったエアバルブが見えたらホイールの外側からエアーバルブをホイール内に押し込み残ったエアーバルブの残骸を取り除きます。






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残骸を取り除いたらホイールの内側より新品のエアーバルブをホイールに押し込みます。
この際あらかじめエアーバルブにシリコンスプレーを全体的に散布すると作業がしやすくなります。






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ホイールにエアバルブを押し込んだら反対側からプライヤー等を使用してバルブの根本まで引き出します。
この際にバルブのネジ部やゴム部分に傷を入れない様に力加減にご注意ください。






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バルブを引き出し終わりましたらいよいよタイヤに空気を入れます。
ただチューブタイヤと違いチューブレスタイヤはビードが落ちた状態ではタイヤとホイールの間に隙間がある為、手押しの空気入れでは隙間から空気が漏れてしまうので加圧する事が出来ません。
ですので、コンプレッサー等の圧縮空気を使用して『漏れるより早く空気を入れる』必要があります。
とわいえ、自前のコンプレッサーを持っている人は中々居ないかと思います。
そういう場合はガソリンスタンド等で借りてください。
車のタイヤとホースで繋いで加圧するという荒業を使う人もいますが失敗したら目も当てられなくなるのであまりお勧めは出来ません。

空気を入れる前にタイヤ側面全体にビードクリームかシリコンスプレーを散布します。
これはタイヤ表面を滑りやすくする事によりより低圧でもビードを出しやすくする効果があります。
新品のタイヤはまだゴムが柔らかいので加圧の際にホイールにタイヤが食い込みビードが出にくい事があります。
ビードが出ないからといっていつまでも加圧(高圧)すると、最悪タイヤがバーストするのでご注意ください。
バイクのタイヤといえど、目の前でバーストするとホイールが吹き飛びます。
当たり所が悪いと自分自身も致命傷になりかねないので加圧する際には圧力にご注意ください。
ちなみに自分は4.00kg/cm設定で加圧しました。

タイヤ内の圧力が上がると徐々にタイヤがホイール内側に溝にハマり出します。
ある一点を超えると『パン!』と音がなります。
これがビードの出た合図ですので音がしたらすぐに加圧をやめてください。
その後はエアーゲージを使用して車両ごとの規定圧力まで下げれば完了です。
ちなみにCBR250Fの規定タイヤ空気圧は以下になります。

前輪 2.00kg/㎤
後輪 2.25kg/㎤

今回はこれ以外に
①フロントブレーキラインエアー抜き
②フロントキャリパー清掃
③リアブレーキOH
④クラッチケーブル調整及びケーブルのグリスアップ
を実施しました。
リアブレーキOHに関しましてはまた次回にご報告させていただきます。

でわ(^0^)/”
Published by ReYAMATO
4 years ago
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